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最終更新:2026年7月(費用は2026年時点の相場)
この記事の結論(Summary)
- 引っ越し費用は時期で2倍以上変わります。単身の相場は3月が約14万円、5月以降は6〜7万円台です。
- 留学生・新社会人は3月に動かされる立場。だからこそ1〜2週間ずらせるかを最初に考える価値があります。
- 同じ荷物・同じ日でも業者によって数万円違います。複数社に見積もりを出させるだけで下がります。
- お金より怖いのが手続きの順番。転入届は引っ越しから14日以内、粗大ごみは予約制で数週間待ちです。
- 一括見積もりは安くなりますが、登録直後に複数の業者から日本語で電話が来ます。この記事で対策まで書きます。
「引っ越し(ひっこし)」とは、いま住んでいる家から別の家へ移ることです。日本では、荷物を運ぶ費用だけでなく、市役所の手続きやごみの処分まで含めて計画しないと、お金も時間も余計にかかります。
まず知るべき事実:3月に引っ越すと2倍払う
引っ越し費用は「距離」と「荷物の量」で決まると思われがちですが、実際にいちばん効くのは「いつ引っ越すか」です。単身の相場は3月が約142,000円、5月以降は6〜7万円台。同じ荷物でも2倍以上の差がつきます。

なぜ3月なのか。日本は4月が新学期・入社の月なので、学生・新社会人・転勤の人が全員同じ時期に動きます。留学生も、日本語学校の卒業や進学で3月に引っ越さざるを得ないことが多いのが実情です。
だからこそ、最初に考える価値があるのはこの1点です。1〜2週間ずらせませんか。3月下旬を避けて4月中旬にするだけでも、あるいは入居日を5月にできるなら、数万円が手元に残ります。シェアハウスのように短期で入れる住まいを1か月はさむ、という選択肢もあります。
時期をずらせないなら「業者を競わせる」
引っ越し料金には定価がありません。同じ荷物・同じ日でも、業者によって数万円違います。だから1社だけに聞いて決めるのが、いちばん損をする方法です。
引っ越し業者は、その日そのトラックが空いていれば安くしてでも埋めたいと考えます。逆に予約が埋まっていれば高い金額を出します。同じ日でも会社ごとに事情が違うので、値段が割れるのです。

自分で3〜5社に電話して同じ説明を繰り返すのは、日本語が母語でない人にはかなりの負担です。一括見積もりサービスは、1回の入力で複数社に同じ条件を伝えてくれる仕組みで、ここを短縮できます。
一括見積もりの正直な話——電話が一斉に来ます
先に弱点を書きます。一括見積もりに登録すると、直後から複数の業者に電話番号とメールアドレスが渡り、日本語で次々と連絡が来ます。これは仕組み上どうしても起きることで、日本語に不安がある人にとっては最大のハードルです。
知らずに登録して驚く人が多いので、先に対策を決めてから登録してください。
- 電話に出られる時間帯に登録する:授業中やバイト中を避け、落ち着いて話せる時間の直前に入力する
- 連絡方法でメールを選べる場合は選ぶ:文字なら翻訳アプリで確認でき、記録も残ります
- 聞かれることは毎回同じ:引っ越し日・今の住所と新しい住所・部屋の広さ・荷物の量・エレベーターの有無。メモを1枚作っておけば、同じ内容を読み上げるだけで済みます
- 決まったら他社に断りの連絡を:「他社に決めました」と一言で終わります
逆に言えば、この電話を数本さばくだけで数万円が変わります。「面倒だから1社で決める」がいちばん高くつくということです。
複数社をまとめて比べるなら「引越し侍」
株式会社エイチームが運営する引っ越しの一括見積もりサービスです。提携している引っ越し業者は約390社(2026年2月時点)と業界最大級で、利用は無料です。
- 1回の入力で複数社の料金をまとめて比較できる
- 利用者の口コミが46,000件以上載っているので、安さだけでなく評判も見て選べる
- 利用者数No.1(2026年5月時点・同社調べ)
- 注意:登録直後から複数の業者に連絡先が渡り、日本語で電話が来ます。上の対策を読んでから登録してください
お金より怖いのは「順番」——手続きのタイムライン
引っ越しで本当に困るのは、料金より手続きです。退去の連絡が遅れれば住んでいない月の家賃を払い、粗大ごみの予約が遅れれば捨てられず、転入届が遅れれば在留手続きに影響します。順番を守れば、どれも起きません。

この中で、外国人がとくに落としやすいのが次の3つです。
- 粗大ごみ(そだいごみ):ベッド・机・自転車などは普通のごみに出せません。自治体に電話やネットで予約し、コンビニで処理券を買って、指定日の朝に出します。予約が数週間先になる自治体もあるので、引っ越しの直前に気づくと間に合わず、捨てられない家具を残して退去費用を請求されます
- 退去の立会い:部屋を確認して修繕費を決める場です。その場でサインを求められても、納得できなければ待ってもらって構いません。→退去費用を払いすぎない方法
- 転入届は14日以内:住所は在留カードに直結します。遅れると手続きが増えるだけでなく、将来の在留資格の更新で不利になることがあります。→住民票の手続き
なお帰国する場合は「引っ越し」ではなく「転出届+処分」になり、順番がまったく違います。→帰国前チェックリスト
見積もりを取る前に用意するもの
聞かれる内容はどの会社もほぼ同じです。先にメモを1枚作っておけば、電話でも入力でも迷いません。
| 聞かれること | 答え方の例 | 料金への影響 |
|---|---|---|
| 引っ越しの日 | 3月28日(前後1週間まで可) | 最大(ずらせると大きく下がる) |
| 今の住所と新しい住所 | ◯◯市→△△市 | 大(距離) |
| 部屋の広さ | ワンルーム/1K | 中 |
| 大きい荷物 | 冷蔵庫・洗濯機・ベッド・机 | 大 |
| エレベーターの有無 | なし・3階 | 中(無いと上がる) |
| 荷造りを頼むか | 自分でやる | 大(頼むと1〜5万円増) |
「日にちを前後1週間ずらせます」と伝えるだけで、業者は空いている日を提案して安くしてくれます。ここが交渉のいちばん強いカードです。
参考(公式):総務省「住民基本台帳制度」
よくある質問(FAQ)
Q. いちばん安く引っ越せる時期はいつですか?
5月から1月です。単身の相場は6〜7万円台で、3月の約142,000円と比べると半分以下になります。避けるべきは3月と4月、とくに3月下旬です。
Q. 一括見積もりは本当に無料ですか?
はい。見積もりを取るところまで無料で、実際に契約した業者にだけ料金を払います。ただし登録すると複数の業者から連絡が来るので、電話に対応できる時間を選んで登録してください。
Q. 日本語が不安でも引っ越し業者を頼めますか?
頼めます。聞かれる内容は日にち・住所・荷物とほぼ決まっているので、メモを用意しておけば対応できます。心配なら、日本語のできる友人に電話の場に同席してもらうのが確実です。
Q. 粗大ごみはいつまでに予約すればいいですか?
遅くとも2週間前、繁忙期は1か月前が安全です。自治体によっては予約が数週間先まで埋まっており、引っ越し直前では間に合いません。捨てられなかった家具を残すと、退去費用として請求されます。
Q. 転入届を出さないとどうなりますか?
住所は在留カードに直結するため、届け出が遅れると手続きが増え、将来の在留資格の更新で不利になることがあります。引っ越しから14日以内に新しい市区町村で手続きしてください。
まとめ
- 費用は時期で決まる。3月は約14万円、5月以降は6〜7万円台
- ずらせるなら1〜2週間ずらすのが、いちばん効く節約
- ずらせないなら複数社を競わせる。1社で決めるのが最も高い
- 一括見積もりは電話が一斉に来る。時間帯とメモを準備してから登録する
- 粗大ごみは2週間前までに予約、転入届は14日以内。順番を守れば損をしない
