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最終更新:2026年7月
この記事の結論(Summary)
- 大家さんは家賃を一方的に上げることはできません。「普通借家契約」では、値上げにはあなたの合意が必要です。
- あなたは借地借家法という法律で強く守られています。断っても追い出されません。
- 納得できないなら今までの家賃を払い続ければOK。それで契約は続きます。
- 大事な3つ:あわててサインしない/契約書を確認/やり取りは記録を残す。
- ただし、理由が合理的で引っ越し費用より安いなら受け入れるのも選択。決めるのはあなたです。
まず結論:家賃の値上げは「あなたの合意」がないと成立しない
「大家さんから急に家賃を上げると言われた」「断ったら追い出されそうで怖い」——そんな不安を持つ留学生は多いです。でも安心してください。日本では、家を借りる人(賃借人)は法律でとても手厚く守られています。
多くの人が結んでいる「普通借家契約(ふつうしゃっかけいやく)」では、家賃を変えるには大家さんとあなた、両方の合意が必要です。大家さんが「上げます」と言っても、あなたが「納得できません」と言えば、その値上げは成立しません。

この仕組みを支えているのが借地借家法(しゃくちしゃっかほう)という法律です。大家さんの都合だけで追い出されることはなく、値上げに納得できなければ、今までの家賃を払い続ければ大丈夫——これが基本です。
なぜ今、家賃の値上げが増えているのか
背景には、日本全体で家賃相場が上がっている事情があります。国民生活センターへの家賃トラブルの相談も、ここ数年で大きく増えています。
- 地価・固定資産税の上昇:大家さんの維持コストが増えている
- 建築費・人件費の高騰:新築の家賃が上がり、既存物件もつられて上がる
- 都市部の需要増:東京・大阪などで空室が減り、家賃が上がりやすい
つまり値上げ通知そのものは今後も増えます。だからこそ、「断れる」という知識を持っておくことが大切です。
値上げ通知を受け取ったときの5ステップ
実際に「家賃を上げます」と言われたら、この順番で落ち着いて対応してください。

とくに大事なのが①その場でサインしないこと。値上げの通知書や同意書にサインすると「合意した」とみなされ、あとから覆すのが難しくなります。「確認してから返事します」と伝えればOKです。
「断る」か「受け入れる」か——決めるのはあなた
ここまで「断れる」と説明しましたが、受け入れた方が得なこともあります。次の流れで判断しましょう。

引っ越しには初期費用(敷金・礼金・仲介手数料)と引っ越し代で数十万円かかります。少しの値上げなら、引っ越すより受け入れた方が安いことも多いです。逆に、値上げ額が大きい・理由が不明なら、断るか交渉しましょう。法律では双方の合意で決まるので、あなたが納得して決めるのが正解です。
よくある質問(FAQ)
Q. 値上げを断ったら追い出されますか?
いいえ。普通借家契約では、値上げに応じないことを理由に強制的に退去させることはできません。借地借家法で守られており、これまでの家賃を払い続ければ契約は続きます。
Q. 値上げの通知書にサインを求められました。
その場でサインしないでください。サインすると合意したとみなされます。「内容を確認してから返事します」と伝え、契約書や相談先を確認しましょう。
Q. 断ると、どの家賃を払えばいいですか?
納得できない場合は、これまでの家賃を払い続けて大丈夫です。大家さんが受け取りを拒否しても、法務局に「供託(きょうたく)」する方法があります。不安なら消費生活センターや法テラスに相談してください。
Q. 定期借家契約だと違いますか?
はい。定期借家契約は決まった期間で終わる契約で、更新時に条件が変わることがあります。まず自分の契約が「普通借家」か「定期借家」かを契約書で確認しましょう。
Q. どこに相談できますか?
市区町村の消費生活センター(電話188)、法テラス(日本司法支援センター)、学校の留学生課で無料相談できます。証拠(通知書・やり取りの記録)を持って相談すると安心です。
まとめ
- 普通借家契約なら、家賃値上げは合意がないと成立しない
- あなたは借地借家法で守られている。断っても追い出されない
- 納得できないなら今の家賃を払い続ければOK
- サインしない・契約を確認・記録を残すの3点を守る
- 受け入れるかは引っ越し費用と比べて自分で決める。困ったら188へ
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