外国人の眼科とコンタクト2026|検査は保険で3割・処方箋なし通販とカラコンの注意

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日本の眼科とコンタクトレンズ。コンタクトのための眼科の検査は健康保険で3割。目とレンズをのせた指先、眼鏡、3割の硬貨の絵 守る力
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この記事は2026年9月30日に、厚生労働省のコンタクトレンズのページと通知・令和8年度の医科点数表・個人輸入のページ、消費者庁の注意喚起、PMDA(医薬品医療機器総合機構)、日本眼科医会、港区と全国健康保険協会の療養費のページ、出入国在留管理庁の生活・就労ガイドブック、東京都の公式ページで確かめて書いています。

先に結論

  • コンタクトレンズとは、目の表面に直接のせて使う医療機器です。日本では「高度管理医療機器」で、度なしのカラコンも2009年11月から同じ扱いです。
  • コンタクトのための眼科の検査は、健康保険が使えます。初めての眼科なら、3割負担で約1,030〜1,480円が基本です(医院の区分と加算で変わる)。レンズ代は別です。
  • 店もネット通販も、眼科に行ったかを確かめて、医師の指示どおりに売ることになっています。「処方箋不要」をうたう売り方は、国が不適切としています。
  • 充血・痛み・ゴロゴロする・まぶしい・かゆいと感じたら、すぐにレンズを外して眼科へ。外しても痛い、見え方がおかしいときは急いでください。
  • ふつうの眼鏡は、健康保険の対象外です。例外は、9歳未満の子どもの弱視・斜視・先天白内障術後の屈折矯正の治療用で、療養費として一部が戻ります。
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これが分かると、「処方箋なし」の安いネット通販に手を出す前に、眼科の検査にいくらかかるかを知ったうえで、先に眼科へ行けます。目がおかしくなった日に、様子を見るか、今日眼科へ行くかも迷わずに決められます。

国から持ってきたコンタクトレンズが、あと2箱で切れる。日本のネットで同じものを探すと「処方箋なしでOK」と書いた店が安く出てくる。駅前の店には「眼科併設」の看板。日本人の友達に聞くと「眼科で検査してから買うんだよ」と言います。では、その検査はいくらで、保険はきくのか。処方箋なしの店で買うと何が起きるのか。友達も、そこまでは知りません。

コンタクトレンズとは?——日本では「高度管理医療機器」

コンタクトレンズは、目に直接のせて使う医療機器です(厚生労働省「コンタクトレンズを正しく使いましょう」)。日本の法律(医薬品医療機器等法)では、医療機器の中でもいちばん管理が厳しい「高度管理医療機器」に入ります。

度なしのおしゃれ用カラーコンタクトレンズ(カラコン)も、2009年11月4日から同じ扱いです(厚生労働省「おしゃれ用カラーコンタクトレンズについて」)。作ったり輸入したりするには厚生労働大臣の承認が、売るには都道府県知事の販売業の許可が要ります。

度ありのコンタクトレンズと、度なしのカラーコンタクトレンズ(2009年11月から)は、どちらも高度管理医療機器。作る・輸入するには厚生労働大臣の承認、売るには都道府県知事の販売業の許可が要る。

本物の医療機器かどうかは、箱で分かります。医療機器は、本体か直接の包装に「高度管理医療機器」などの表示と、承認番号などの16桁の番号が書かれています(PMDA 医療機器Q&A)。

眼科の検査はいくら?——保険で3割、初めてなら約1,030〜1,480円

コンタクトレンズを使うために眼科で検査を受けると、健康保険が使えます。点数表には「コンタクトレンズ検査料」という項目があり、国が決めた値段は全国同じです(厚生労働省「令和8年度診療報酬改定について」)。1点は10円です。

初めて行く眼科では、初診料291点と物価対応料2点に、コンタクトレンズ検査料が足されます。検査料は、医院の届出の区分で200点・180点・56点・50点の4段階です(厚生労働省「医科点数表」)。3割負担なら、約1,030円から約1,480円です。

コンタクトレンズのための眼科の検査代(3割負担)。初めての眼科は約1,030〜1,480円、同じ眼科の2回目からは約380〜830円。検査料は医院の区分で4段階あり、時間帯や医院の届出による加算がつくことがある。レンズ代は別。2027年6月から物価対応料が上がり、3割で6円増える。

同じ眼科にもう一度コンタクトのために行くと、初診料ではなく再診料76点になります。3割で約380円から約830円です。ここまでが基本の部分で、次のときは額が変わります。

  • 夜や休日、医院の届出による加算がつくことがある
  • 6歳未満の子どもは窓口の負担が2割、70〜74歳は2割(現役並みの所得の人は3割)(厚生労働省「医療費の一部負担割合」)
  • 物価対応料は2027年6月から2倍になる。3割で6円増えるだけです

レンズそのものの代金は、この検査代に入っていません。レンズは眼科の検査のあとに、許可を受けた店で買います。マイナ保険証などを出さないと、検査代もその日は全額払いです(出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」)。登録が済まず資格確認書もないときは、いったん全額を払い、あとで申請すると自己負担を除いた額が戻ります。仕組みはマイナ保険証と資格確認書の記事にあります。

処方箋なしでコンタクトは買える?——店は「眼科に行ったか」を確かめる

度なしのカラコンを、雑貨のように店やSNSの広告で買う。あなたの国では、それが普通かもしれません。日本では、カラコンも度ありのレンズと同じ高度管理医療機器で、売る店には確かめる手順が決められています。

厚生労働省の通知は、ネット通販も含めて、店に次のことを求めています(「コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について」)。

  • 売るときに、眼科などを受診しているかを確かめる。受診していれば、医師の指示に基づいて売る
  • 受診していなければ、目の障害の危険を説明して、受診を勧める
  • 「処方箋不要」「検査不要」のように、受診しなくていいと思わせる売り方は不適切
コンタクトレンズを買う順番。1 眼科で検査を受ける、2 自分に合うレンズを処方してもらう、3 販売業の許可のある店で買う、4 定期検査に行く。ネットの店も同じで、「処方箋不要」をうたう売り方は不適切とされている。

この通知は、ネットや通信販売で買った人に目の障害が多いという研究も紹介しています。消費者庁の呼びかけは、はっきりしています。カラーであっても、買う前にまず眼科を受診して、自分に合うレンズを処方してもらう。定期検診の間隔も、そのとき眼科医に決めてもらいます。レンズは角膜のカーブや大きさに合わないと、ずれて角膜を傷つけることがあるからです。

眼科で処方を受けたら、あとはネットでも店でも、許可のある店から買えます。レンズの交換の日数は、使った日数ではなく、箱を開けた日から数えます(厚生労働省)。途中で使わない日があっても、決まった日数がたったら新しいものに替えます。

海外から買う・余ったレンズを売るのは?——決まりがある

国の通販サイトから、いつものレンズを取り寄せる人もいるはずです。消費者庁の資料は、海外から個人で輸入したレンズ(旅行先で買って持ち帰る分も含む)は、日本の法律で品質・効き目・安全性の確認がされていないと書いています。箱の表示も海外向けで、トラブルがあっても作った会社に連絡するのは難しく、目に何か起きても保証はありません。

避けたいコンタクトレンズの手に入れ方。海外からの個人輸入は日本で品質の確認がされておらず、使い捨ては2か月分を超えると輸入確認の申請が要る。余ったレンズやカラコンをフリマで売る・譲るには販売業の許可か届出が要る。友だちとの貸し借りは感染のおそれがある。

数の決まりもあります。使い捨てのコンタクトレンズを自分で使うために輸入できるのは2か月分までで、それを超えると輸入確認の申請が要ります(厚生労働省「医薬品等の個人輸入について」)。たとえば2日使える使い捨てなら、30ペアまでです。

余ったレンズを売る側にも決まりがあります。PMDAは、余ったコンタクトレンズやカラコンをフリマサイトなどで売ったり譲ったりするには、販売業の許可か届出が要るとしています。帰国する前に余ったレンズを友達にあげるのも、「授与」として同じ決まりに入ります。友達との貸し借りは、レンズを通して目の感染症になるおそれがあると、日本眼科医会が注意しています。

眼科に行くべき目の症状は?——外して、すぐ眼科

ソフトレンズは、角膜に傷ができてもレンズが傷を覆い隠すので、軽い傷には気付きにくいと消費者庁は書いています。だから「少し変」の段階で動きます。次の症状は、公式の資料がそろって眼科を勧めているものです。

眼科へ行く目の症状。充血・痛み・異物感、まぶしさ・かゆみがあれば、レンズを外して眼科へ。外しても痛い、見え方が変わったときはすぐ眼科。レンズが破れていたら、痛くなくても眼科。影や光が見え始めた、見える範囲が欠けるときは、網膜剥離の可能性があるので早急に眼科。
  • 充血・異物感(ゴロゴロする)・痛み・まぶしさ・かゆみ——すぐにレンズを外し、直ちに眼科医に相談する(消費者庁)。同じレンズが手元にあれば持って行く
  • レンズを外しても痛みが続く、見え方に影響が出ている——すぐに眼科(日本眼科医会「コンタクトレンズの眼合併症」)
  • 外したレンズが破れていた、欠けていた——痛みがなくても必ず眼科。破片が目に残っていることがある
  • 涙が止まらない、かすんで見える——レンズをつけずに、早めに眼科(PMDA)
  • 蚊のような影が見え始めた、視野の隅に光が走る、見える範囲が欠ける——網膜剥離の可能性があるので、早急に眼科(日本眼科医会「飛蚊症と網膜剥離」)。これはコンタクトを使っていない人も同じ

網膜の検査では、瞳を広げる目薬を使うことがあり、数時間はまぶしくピントが合いにくくなります。検査のあとは車を運転できなくなるので、車以外で行ってください(日本眼科医会)。夜や休日に目が痛くなったら、休日夜間急患センターと当番医の探し方で開いている医療機関を探します。

ドラッグストアの目薬で様子を見たくなる人もいるはずです。日本眼科医会は、目薬は基本的にレンズを外してさすものとしています。ソフトレンズの上からさすなら、防腐剤の入っていない目薬か、塩化ベンザルコニウム以外の防腐剤の目薬です。ただし、上の症状が出ているなら、目薬より先に眼科です。市販薬を買うときの売り場の言葉と、薬剤師に聞く方法は日本の市販薬の記事にあります。

眼鏡は保険がきく?——ふつうの眼鏡は対象外

眼鏡をなくした。度が合わなくなった。保険で安く作れるかと思うかもしれません。厚生労働省の資料は、健康保険の療養費の対象にならないものの例として、眼鏡を挙げています。日常生活や仕事のために使うもの、という扱いです。

眼鏡に健康保険はきくかの分岐。ふつうの視力の補正のための眼鏡は保険の対象外。9歳未満の子どもの弱視・斜視・先天白内障術後の屈折矯正の治療用の眼鏡とコンタクトレンズは、療養費として一部が戻る。医師の指示書(処方せん)が要る。

例外は、子どもの治療用です。9歳未満の子どもの弱視・斜視・先天白内障術後の屈折矯正の治療のために、医師の指示で作った眼鏡とコンタクトレンズは、あとで申請すると療養費として一部が戻ります(港区「小児弱視等の治療用眼鏡等」)。

  • 出すもの——領収書、医師の眼鏡の処方せん(作成指示書)の写し、検査結果
  • 戻る額——国の基準の上限の範囲で、払った額に保険の給付割合を掛けた額
  • 作り直し——5歳未満は前の眼鏡を1年以上、5歳以上は2年以上使ってから

会社の健康保険(協会けんぽ)でも、治療用の眼鏡は医師の「眼鏡等作成指示書」の写しをつけて申請します(全国健康保険協会)。療養費で戻ったあとの自己負担は、市区町村の子ども医療費助成の対象になることがあります。眼鏡も日本眼科医会は、眼科専門医に目に合ったものを処方してもらうよう勧めています。

外国語が通じる眼科を探すには?——ナビイで「眼科」と言語を選ぶ

厚生労働省の「医療情報ネット(ナビイ)」では、診療科目と、対応する外国語で医療機関を絞り込めます(厚生労働省「ナビイの使い方」)。「眼科」と自分の言語を選び、家や職場の近くで探します。

眼科の探し方の流れ。厚生労働省の医療情報ネット(ナビイ)を開き、診療科目で眼科を選び、対応する外国語で絞り込み、候補に電話して言語が通じるか確かめる。東京都なら外国人患者向け医療情報サービス03-5285-8181(英語・中国語・韓国語・タイ語・スペイン語、毎日9時から20時)でも探せる。

東京都なら、外国人患者向け医療情報サービス(03-5285-8181)に電話すると、外国語で対応する医療機関を案内してもらえます。英語・中国語・韓国語・タイ語・スペイン語で、毎日9時〜20時です。

電話で予約するときは「コンタクトの検査をお願いします。初めてです」と言えば通じます。受付の流れと、症状を伝える日本語は日本で病院にかかる方法の記事にまとめています。今使っているレンズの箱か、残りのレンズを持って行くと、何を使っているかを見せられます。

終わりの判断——自分はどれか

  1. 国から持ってきたレンズがもうすぐ切れる——今週中にナビイで近くの眼科を探して電話する。今のレンズの箱を持って行き、処方を受けてから許可のある店で買う。
  2. カラコンを初めて使ってみたい——度なしでも眼科で検査を受ける。「処方箋不要」の店では買わない。定期検査の間隔も、その日に聞く。
  3. いま目が赤い・痛い・ゴロゴロする——今すぐレンズを外し、今日のうちに眼科に電話する。使っていたのと同じレンズの予備があれば持って行く。
  4. 子どもが眼科で弱視や斜視と言われた——治療用の眼鏡を作るときに医師の指示書をもらい、領収書と一緒に保管する。加入している保険の窓口に療養費を申請する。

よくある質問(FAQ)

Q. コンタクトレンズは処方箋がないと買えませんか?

店は、ネット通販も含めて、眼科などを受診しているかを確かめ、医師の指示に基づいて売ることになっています。受診していなければ受診を勧められます。「処方箋不要」をうたう売り方は、厚生労働省が不適切としています。

Q. コンタクトの眼科の検査に保険はききますか?

ききます。コンタクトレンズを使うための検査には「コンタクトレンズ検査料」があり、3割負担です。初めての眼科なら、初診料と合わせて約1,030〜1,480円が基本です。レンズ代は別です。

Q. カラコンも眼科に行く必要がありますか?

度なしのカラコンも、2009年11月から度ありのレンズと同じ高度管理医療機器です。消費者庁は、カラーでも買う前にまず眼科を受診して処方してもらうよう呼びかけています。

Q. 海外の通販でコンタクトを買ってもいいですか?

自分で使う分の個人輸入はできますが、日本の法律で品質や安全性が確認されたものではありません。使い捨ては2か月分までで、超えると輸入確認の申請が要ります。

Q. どんな症状なら眼科に行くべきですか?

充血・痛み・異物感・まぶしさ・かゆみがあれば、すぐにレンズを外して眼科です。外しても痛い、見え方がおかしい、影や光が見え始めたときは急いでください。レンズが破れていたら、痛くなくても眼科に行きます。

Q. 眼鏡は健康保険で作れますか?

ふつうの視力の補正のための眼鏡は、健康保険の対象外です。9歳未満の子どもの弱視・斜視・先天白内障術後の屈折矯正の治療用の眼鏡とコンタクトレンズは、医師の指示があれば療養費として一部が戻ります。

まとめ

コンタクトレンズは、カラコンも含めて日本では高度管理医療機器です。買う前の眼科の検査には保険がきき、初めての眼科なら3割で約1,030〜1,480円が基本です。店はネットでも、受診したかを確かめて医師の指示どおりに売ることになっていて、「処方箋不要」の売り方は不適切とされています。

海外からの個人輸入は日本で品質が確認されておらず、余ったレンズを売ったり譲ったりするには許可が要ります。充血や痛み、見え方の変化があれば、レンズを外してすぐ眼科へ。ふつうの眼鏡は保険の対象外で、9歳未満の治療用だけが療養費で一部戻ります。

この記事は制度の説明であり、医学的な助言ではありません。目の症状は眼科医に相談してください。出典(公式):厚生労働省「おしゃれ用カラーコンタクトレンズについて」/同「コンタクトレンズを正しく使いましょう」/同 通知(平成29年9月26日 薬生発0926第5号)/同「医科点数表」(令和8年度)/同「医薬品等の個人輸入について」/同「治療用装具療養費について」/消費者庁「コンタクトレンズによる眼障害について」/PMDA 医療機器Q&A/日本眼科医会「コンタクトレンズの眼合併症」/同「飛蚊症と網膜剥離」/港区「小児弱視等の治療用眼鏡等」/全国健康保険協会「治療用装具・治療用眼鏡等」/出入国在留管理庁「生活・就労ガイドブック」(すべて2026年9月30日確認)。検査代は医院の区分と加算で変わるので、受診する眼科で確かめてください。

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