この記事は2026年10月23日に、日本郵便の公式ページ(料金表・料金計算・国際郵便物の差出可否早見表(2026年10月15日現在)・国際郵便条件表・国際郵便として送れないもの・2027年2月1日からの料金改定のお知らせ)で確かめて書いています。送れる国と料金は変わるので、送る日に必ず日本郵便のページで確かめてください。
先に結論
- 母国へ荷物を送るなら、日本郵便のEMS・国際小包(航空便・船便)が基本です。EMSとは、日本郵便の国際スピード郵便のことで、国際郵便でいちばん速く届くサービスです。どれも30kgまでですが、国によって上限が低いことがあります。
- アジア(中国・韓国・台湾を除く)あての10kgは、EMSが13,350円、航空便が13,300円、船便が6,600円です。10kgならEMSと航空便の差は50円です。
- SAL便は全世界で受付を止めています。船便も、ネパール・スリランカあては止まっています(2026年10月15日現在)。送る前に、日本郵便の差出可否早見表で自分の国を見ます。
- ラベルは手書きでは送れません。国際郵便マイページ(スマホなら会員登録なしでも可)で作ってから、郵便局へ持っていきます。
- 香水・スプレー缶・マニキュア・モバイルバッテリー・電子タバコは、どの国へも送れません。2027年2月1日から料金が上がるので、送るなら1月31日までが今の料金です。
これが分かると、郵便局へ行く前に「どの送り方で・いくらで・何日で・何を入れてはいけないか」を自分で決められ、窓口で止まらずに荷物を出せます。

12月のはじめ。冬休みに帰る友達はスーツケースがいっぱいで、家族へのおみやげを頼めません。服とお菓子を段ボールに詰めて郵便局へ持っていくと、窓口で「ラベルは作ってきましたか?」と聞かれます。日本人の友達に聞くと「伝票を書けばいいんじゃない?」と言います。友達は、海外に荷物を送ったことがありません。国際郵便には、国内の宅配とは別の決まりがあります。
- 母国へ荷物を送る方法は?——EMS・航空便・船便の違い
- EMS・航空便・船便の料金はいくら?——5kgと10kgで比べる
- EMSは何日で届く?——ベトナムは3日、船便は2か月前後
- 船便とSAL便は今使える?——国によって止まっている
- どれで送る?——速さ・料金・重さで決める
- 母国へ荷物を送る手順は?——梱包→ラベル→郵便局
- 送れない物は?——香水・スプレー・モバイルバッテリー、国ごとの禁止
- 壊れた・届かないときの補償は?——EMSは2万円まで無料
- 帰国の荷物や20万円を超える荷物は?——輸出申告が要る
- 送料を安くするには?——送る前に「持って帰る・手放す」とも比べる
- 終わりの判断——自分はどれか
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
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母国へ荷物を送る方法は?——EMS・航空便・船便の違い
日本郵便で物を海外へ送る方法は、大きく4つです(日本郵便「サービス一覧・比較」)。
- EMS(国際スピード郵便):30kgまで。国際郵便の中で最優先に扱われ、いちばん速く届きます。追跡できます。
- 国際小包:30kgまで。航空便・SAL便・船便から選ぶ仕組みです。追跡できます。
- 国際エアパケット:2kgまでの小さな荷物。航空便で、追跡でき、受取人の郵便受けに配達されます。
- 小形包装物:2kgまで。追跡はありません。
EMSは世界120以上の国・地域に送れます(日本郵便「EMS」)。大きさの上限は、いちばん長い辺が1.5m、長さと胴回りの合計が3mです。上限はサービスごとに日本郵便「サービス一覧・比較」で比べられます。ただし、上限は国によって違います。たとえばネパールあての国際小包は、20kgまで、長さ1.05m、長さと横周の合計2mまでです(日本郵便 国際郵便条件表「ネパール」)。
EMS・航空便・船便の料金はいくら?——5kgと10kgで比べる
料金は、送る先の「地帯」と重さで決まります。中国・韓国・台湾は第1地帯、それ以外のアジアは第2地帯です(日本郵便「海外の料金表」)。香港・マカオも第2地帯に入ります。ネパール・スリランカ・ベトナム・フィリピン・インドネシア・ミャンマーは、どれも第2地帯なので料金は同じです。

第2地帯あての料金は、次のとおりです(料金表(EMS)・料金表(国際小包・第2地帯))。
| 重さ | EMS | 航空便 | 船便 |
|---|---|---|---|
| 5kgまで | 8,150円 | 7,300円 | 4,100円 |
| 10kgまで | 13,350円 | 13,300円 | 6,600円 |
| 30kgまで | 33,350円 | 26,300円 | 14,600円 |
中国あて(第1地帯)は、10kgでEMS 10,600円、航空便 8,350円、船便 5,400円です(料金表(国際小包・第1地帯))。
第2地帯の10kgでは、EMSと航空便の差が50円しかありません。速さと補償はEMSのほうが上なので、10kgの荷物で船便が使えないなら、EMSを選ぶほうが得です。5kgでは差が850円(8,150-7,300)になります。
2kg以下なら、国際エアパケットが安く済みます。第2地帯あては1kgまで1,830円、2kgまで3,030円です(日本郵便「国際エアパケット」)。同じ2kgをEMSで送ると4,550円です。
EMSは何日で届く?——ベトナムは3日、船便は2か月前後
日本郵便の料金計算に、東京都からベトナムあての5kgを入れると、EMSは3日、航空便は6日、船便は「2ヵ月前後」と出ます(日本郵便「料金・日数を調べる」、2026年10月23日)。スリランカあては、EMSが14日、航空便が17日です。ネパールあては、日数が表示されません。
この日数は「標準日数」で、通関にかかる日数は入っていません。土日や祝日、航空便の遅れでさらに延びることがあると、日本郵便は書いています。誕生日や祭りの日に合わせたいなら、表示された日数に余裕を足して出します。
船便とSAL便は今使える?——国によって止まっている
SAL便は、航空便より安く船便より速い送り方です。でも今は、日本郵便の国際郵便条件表に「現在、SAL扱いの郵便物の引受けは全面的に停止しています」と書かれています。2027年2月の料金改定のお知らせでも、引受けを再開する時期は「未定」です(日本郵便「国際郵便料金の一部改定のお知らせ」)。

船便も、国によって止まっています。2026年10月15日現在の早見表では、ネパール・スリランカあての国際小包は航空便だけです(日本郵便「国・地域別の差出可否」)。ベトナム・中国・フィリピン・インドネシアあては、船便も使えます。ミャンマーあては、EMSも国際小包も引き受けていません。手紙や2kgまでの国際エアパケットは、航空便で送れます。
早見表は、ときどき更新されます。今の版の前は10月1日現在でした。送る日の前に、表の自分の国の行を見てください。
どれで送る?——速さ・料金・重さで決める
迷ったら、重さ・急ぐかどうか・船便が使えるかの順に答えます。

- 2kg以下で2万円以下の小さな物:国際エアパケット。
- 急ぐ物、2万円を超える物:EMS。何もしなくても2万円まで補償されます。
- 急がない重い物で、船便が受付中:船便。ベトナムあて10kgなら6,600円です。
- 船便が止まっている国:航空便かEMS。第2地帯の10kgなら差は50円なので、EMSにします。
ネパールあての国際小包は、家までは届きません。条件表では「宛所への配達」が×で、受け取る人が郵便局の窓口へ取りに行きます。EMSは、ネパールでも家まで配達されます。家族が郵便局まで行きにくいなら、EMSを選びます。
母国へ荷物を送る手順は?——梱包→ラベル→郵便局

郵便局で、伝票を手で書いて荷物を出す。あなたの国では、それが普通かもしれません。日本では、国際郵便のラベルは手書きでは受け付けません。国際郵便マイページで作る必要があります(日本郵便「ラベルの作成方法」)。
- 送れない物を外します。次の章の一覧を見ます。
- 丈夫な段ボールに詰め、すき間に緩衝材を入れて量ります。国際郵便には「こわれもの」「天地無用」の扱いがありません。箱を2つ以上テープでつなぐのもやめます(日本郵便「国際郵便の送り方ガイド」)。肉・野菜・果物の絵が印刷された箱は、引き受けてもらえないことがあります。
- 国際郵便マイページで、送る人・受け取る人・中身を入力します。中身は「Toy」ではなく「Stuffed Doll」のように、具体的な品名で書きます。入力した内容は、通関電子データとして相手の国へ送られます。EMS・国際小包・小形包装物・国際エアパケットは、このデータが無いと出せません(日本郵便「HSコード類などの送信について」)。
- スマホ版なら、メールで届く二次元コードを郵便局のゆうプリタッチにかざしてラベルを印刷します。パソコン版なら、自分でA4に印刷し、郵便局でもらうパウチに入れて貼ります。
- 郵便局の窓口で料金を払います。郵便局なら、郵便料金はクレジットカード・デビットカード・電子マネー・スマホ決済でも払えます(日本郵便「郵便窓口におけるキャッシュレス決済」)。簡易郵便局では、郵便料金にキャッシュレスは使えません。EMSと国際小包は、家まで集荷にも来てもらえます。
- 控えの13桁のお問い合わせ番号で、日本郵便の追跡サービスから配達状況を見ます。
ラベルの住所は、受け取る国の書き方で、ローマ字で入力します。ベトナムあては、2025年7月1日から始まった新しい住所と郵便番号で書かないと、配達できずに返送されます(日本郵便 国際郵便条件表「ベトナム」)。物を送るときは、受け取る人の12桁の個人識別番号か納税者番号も、通関電子データの「TAX コード・VAT番号」欄に入れます。あなたの日本の住所を英語で書く順番は、日本の住所の書き方(英語・ローマ字表記)で確かめられます。
送れない物は?——香水・スプレー・モバイルバッテリー、国ごとの禁止

どの国へも送れない物の代表は、スプレー缶・香水・花火・マニキュア・電子タバコ・モバイルバッテリー・アルコール濃度24%を超えるお酒です(日本郵便「国際郵便として送れないもの」)。アルコール濃度が24%を超える日焼け止めとヘアトニックも、一覧に入っています。これらは航空危険物なので、船便にしても送れません。
スマホやノートパソコンは、電池が本体に入ったままなら送れます。条件は、1つの荷物に単電池4個または組電池2個まで、電池を受け入れる国あてであることです(日本郵便「国際郵便によるリチウム電池の郵送条件」)。外した予備の電池や、本体と別に箱に入れた電池は送れません。
受け取る国が決めた禁止もあります。日本郵便は、よく送られてしまう物として、お酒・たばこ・肉・野菜・果物を挙げています。牛肉を禁じている国には、牛肉エキスが入ったカップ麺・カレー・コンソメも送れません。国ごとの禁止は、国際郵便条件表の「禁制品」で確かめます。
現金も入れません。硬貨や紙幣は、EMSでは送れません。家族にお金を届けたいなら、母国への送金の比べ方で手数料を比べて送るほうが安全です。
壊れた・届かないときの補償は?——EMSは2万円まで無料
EMSは、何も申し出なくても2万円まで補償されます。中身が2万円を超えるなら、出すときに金額を申し出ます。2万円ごとに50円(2027年2月1日からは60円)を足すと、最高200万円まで上げられます(日本郵便「EMSの損害賠償制度」)。
保険を付けない国際小包の補償は、重さで上限が決まっています。5kgまで11,160円、10kgまで15,170円、30kgまで31,230円です(日本郵便「国際郵便の損害賠償制度」)。ネパール・スリランカ・ベトナムあての国際小包には、保険を付けられません。小形包装物は補償の対象に入っていません(小形包装物の書留は2025年12月31日で終わりました:日本郵便「サービス一覧・比較」)。高い物を送るなら、補償の額を決められるEMSにします。
帰国の荷物や20万円を超える荷物は?——輸出申告が要る
帰国の前に荷物をまとめて送るときも、手順は同じです。違うのは、中身の合計が20万円を超える場合です。税関への輸出申告と輸出許可が必要になります(日本郵便「内容品の合計価格が20万円を超える郵便物を海外へ発送されるお客さまへ」)。日本郵便に代わりに申告してもらうこともでき、手数料は1件2,800円です(2027年1月31日まで。2月1日からは3,200円)(新料金表)。英語のインボイスと通関委任状を用意します。同じ人あてに同時に何箱も送るときは、全部の箱の中身を合計して数えます。
受け取る国の税関で、税金がかかることがあります。引っ越しの荷物をどう扱うかも国ごとに違います。送る前に、母国の税関のページで確かめてください。帰国の前にやる手続きの順番は、外国人の帰国前チェックリストにまとめています。
送料を安くするには?——送る前に「持って帰る・手放す」とも比べる
荷物は、まとめて重くするほど1kgあたりが安くなります。第2地帯の航空便なら、5kgは1kgあたり1,460円(7,300÷5)、30kgは約877円(26,300÷30)です(料金表(国際小包・第2地帯))。ただし、ネパールあては20kgが上限です。

2027年2月1日から、国際郵便の料金が上がります。第2地帯あての10kgは、EMSが13,350円から16,750円、航空便が13,300円から15,080円、船便が6,600円から9,150円になります(日本郵便「新料金表(2027年2月1日)」)。年末年始に送る予定があるなら、1月31日までに出せば今の料金です。
送る前に、その物を送る値打ちがあるかも比べます。考え方は3つです。
- 送料より安い物(古い服・安い日用品):送らない。日本で譲るか手放し、母国で買い直します。手放す物の出し方はゴミの出し方で確かめます。
- 母国では手に入らない物、思い出の物:送る価値があります。急がず船便が使える国なら船便にします。
- 帰国の飛行機に乗る人:航空会社の受託手荷物に入れられる重さと、超えたときの料金を航空会社のページで確かめます。その額と送料を比べてから決めます。
終わりの判断——自分はどれか
- 2kg以下の小さな物を送る——国際エアパケットにする。今日、重さを量り、国際郵便マイページでラベルを作る。
- 急ぐ物・2万円を超える物を送る——EMSにし、中身の金額が2万円を超えるなら損害要償額を申し出る。今日、料金計算で金額と日数を確かめる。
- 急がない重い荷物を送る——早見表で自分の国の船便を見る。今日、受付中なら船便、止まっていればEMSと航空便の料金を料金計算で比べる。
- 帰国前にまとめて送る——「送る・持って帰る・手放す」に分け、中身の合計が20万円を超えないかを数える。今日、送る箱の数を決め、2027年1月31日までに出す日を決める。
荷物を出したら、控えの13桁の番号を家族にも送っておきます。追跡で「お届け済み」が出たら、この荷物の心配は終わりです。
よくある質問(FAQ)
Q. 日本から母国へ荷物を送るいちばん安い方法は?
重い荷物なら、船便が使える国では船便です。第2地帯あての10kgは6,600円です。1kgまでの小さな物なら、国際エアパケット(1,830円)のほうが安いこともあります。ネパール・スリランカあては船便が止まっているので、航空便かEMSになります。SAL便は全世界で受付を止めています(2026年10月時点)。
Q. EMSと国際小包(航空便)は何が違いますか?
EMSのほうが速く、何もしなくても2万円まで補償されます。国際小包(保険なし)の補償は10kgまでで15,170円が上限です。第2地帯あての10kgでは、料金の差は50円です。
Q. EMSは何日で届きますか?
日本郵便の料金計算では、東京からベトナムあてが3日、スリランカあてが14日です(2026年10月23日)。通関の日数は含まれず、さらにかかることがあります。
Q. 手書きの伝票で送れますか?
送れません。国際郵便マイページでラベルを作ります。スマホ版は会員登録なしでも使え、郵便局のゆうプリタッチで印刷できます。
Q. 化粧品や食べ物は送れますか?
香水・マニキュア・スプレー缶は、どの国へも送れません。食べ物は受け取る国の禁止によります。牛肉を禁じている国には、牛肉エキス入りのカップ麺やカレーも送れません。国際郵便条件表の「禁制品」で確かめてください。
Q. 帰国のときに荷物を送るには?
手順は同じです。中身の合計が20万円を超えると輸出申告が必要で、日本郵便に頼むと手数料は1件2,800円(2027年2月1日からは3,200円)です。2027年2月1日から料金が上がるので、送るなら1月31日までに出すと今の料金です。母国での税金は、母国の税関で確かめてください。
まとめ
母国へ荷物を送るなら、日本郵便のEMS・国際小包・国際エアパケットから選びます。料金は地帯と重さで決まり、アジア(中国・韓国・台湾を除く)あての10kgは、EMS 13,350円、航空便 13,300円、船便 6,600円です。ラベルは手書きでは出せず、国際郵便マイページで作ります。
SAL便は全世界で止まっていて、船便もネパール・スリランカあては止まっています。送る前に早見表で自分の国を見ます。船便が無ければ、航空便とEMSを料金計算で比べます。第2地帯の10kgなら差は50円なので、速いEMSにします。香水・スプレー・モバイルバッテリーは入れず、食べ物は相手の国の禁止を見ます。2027年2月1日から料金が上がるので、年末年始の荷物は1月31日までに出します。
出典(公式):日本郵便「サービス一覧・比較」/「EMS」/「海外の料金表」・EMS・国際小包 第1地帯・第2地帯/「国際エアパケット」/「料金・日数を調べる」/「国・地域別の差出可否」・早見表(2026年10月15日現在)/国際郵便条件表 ネパール・スリランカ・ベトナム・ミャンマー/「国際郵便料金の一部改定のお知らせ(2027年2月1日から)」・新料金表/「国際郵便として送れないもの」・リチウム電池の郵送条件/「国際郵便の送り方ガイド」/「ラベルの作成方法」/「HSコード類などの送信について」/「内容品の合計価格が20万円を超える郵便物」/「国際郵便の損害賠償制度」・EMS/「郵便窓口におけるキャッシュレス決済」/追跡サービス(すべて2026年10月23日確認)。送れる国・料金・日数は変わるので、送る日に日本郵便のページで確かめてください。
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