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最終更新:2026年7月(2025年10月の制度改正に対応)
この記事の結論(Summary)
- まず国で分かれます。ネパールの免許は、国際免許を持っていても日本では一切使えません。運転すれば無免許運転です。
- スリランカ・インドは条約の締約国なので、国際免許で運転できます。ただし住民票がある人は「3か月ルール」で使えなくなることがあります。
- 日本に住み続けるなら、答えは1つ。外免切替(がいめんきりかえ)で日本の免許に替えることです。
- 試験が免除される29か国等にネパール・スリランカ・インドは入っていません。知識確認と技能確認の両方を受けます。
- 2025年10月から厳しくなりました。知識確認は10問→50問、合格ラインは7割→9割。技能確認には横断歩道の通過などの課題が加わりました。
これが分かると、自分の国の免許が日本で使えるのか、切り替えに試験が要るのかが分かり、無免許運転になる前に正しい順番で動けます。

「外免切替(がいめんきりかえ)」とは、外国で取った運転免許を、日本の運転免許に切り替える手続きのことです。正式には「外国等の運転免許証を有する方の運転免許試験の一部免除」といいます。
まず確認:あなたの免許は今日、日本で使えますか
日本で外国の免許が使えるかどうかは、その国が「1949年のジュネーブ道路交通条約」に入っているかで決まります。警視庁が載せている締約国の一覧に、スリランカとインドはあります。ネパールはありません。

ネパールの免許について、はっきり書きます。日本はジュネーブ条約に入っている国の国際免許しか認めていません。ネパールは、警視庁の一覧にも国連の締約国一覧にも載っていません。日本との個別の取り決めもありません。つまり、ネパールで発行された国際免許証を持っていても、日本で運転することはできません(警視庁「外国で取得した国際運転免許証で日本国内を運転するには」)。知らずに運転すると無免許運転になり、在留資格にも影響します。
スリランカ・インドの人が落ちる「3か月ルール」の罠
条約の国の免許でも、住民票がある人は国際免許で運転できないことがあります。海外に連続3か月以上滞在してから再入国しないと、「上陸した日」として数えてもらえないためです。
具体的にはこうなります。日本に住んでいて住民票がある人が、一時帰国して3か月未満で日本に戻ってきた場合、その再入国は「上陸」として起算されません。結果として、国際免許での運転が認められなくなります(警察庁「外国の運転免許をお持ちの方」)。

つまり、短い里帰りのついでに国際免許を取ってきても、日本では使えないということです。「国際免許があるから1年は大丈夫」と思っている人ほど危ないので、住民票がある人は最初から切替を前提に考えてください。
外免切替の条件——意外な壁が2つあります
手続きに進む前に、2つの条件を満たしているか確認してください。ここで引っかかる人がとても多いです。
- 免許を取ったあと、その国に通算3か月以上いたこと:来日の直前に免許を取った人は要注意です。「取ってすぐ日本へ来た」場合は条件を満たしません。出入国の記録で確認されます
- 日本に住民票があること:2025年10月の改正で、短期滞在の人は対象外になりました。まだ住所登録をしていない人は先に手続きを。→住民票の取り方
あわせて、外国免許の日本語の翻訳文が必要です。自分で訳したものは使えません。JAF(日本自動車連盟)などの指定された機関に依頼します。

試験が免除される国に、ネパール・スリランカ・インドは入っていません
29か国等は、知識確認も技能確認も免除されます。しかしこの中に南アジアの国は含まれていません。つまり、あなたは両方の試験を受けることになります。

2025年10月から厳しくなりました
横断歩道の手前で人が待っていても、車が先に通る。あなたの国では、それが普通かもしれません。日本では、横断歩道を渡ろうとしている人がいれば、車はその手前で必ず一時停止します(道路交通法38条)。2025年10月からは、この横断歩道の通過が技能確認の課題に加わりました。
2025年10月1日の改正で、知識確認は10問から50問に増え、合格ラインも7割から9割に上がりました。技能確認にも横断歩道の通過などの課題が加わり、審査の基準も厳しくなりました。

- 知識確認:10問 → 50問、合格は7割 → 9割。50問中45問の正解が必要です(警視庁「令和7年10月1日施行・改正道路交通法施行規則について」)。標識と交通ルールを本気で覚える必要があります
- 技能確認に横断歩道の通過などの課題が追加。警視庁は審査基準の厳格化も挙げています。渡ろうとする人がいれば、横断歩道の手前で一時停止します
- 短期滞在の人は対象外に。住民票がある人だけが申請できます
技能確認は100点から減点していく方式で、70点以上で合格です(山口県警察「外国免許からの切り替え手続」)。日本の運転に慣れていないと、確認不足や進路変更の合図の遅れで削られます。2回、3回と受ける前提で、日程に余裕をもって始めてください。
手続きの流れと費用
費用は普通免許で申請手数料2,500円+交付手数料2,350円の合計4,850円です。ただし技能確認に落ちるたびに受験料がかかるので、実際にはもう少しかかると考えてください。

必要書類は国によって少しずつ違います。行く前に、必ず警視庁の外免切替ページ(お住まいの都道府県警のページ)で最新の一覧を確認してください。原本が必要で、コピーでは受け付けてもらえません。
免許が取れたら:自賠責だけでは足りません
車に乗るとき、自賠責保険(強制保険)だけでは足りません。自賠責は相手のケガや死亡しか補償せず、相手の車を壊した場合も、自分の車も、自分のケガも一切出ないからです。(国土交通省「自賠責保険・共済ってどんなもの?」)

ここを知らずに任意保険なしで走っている人がいますが、事故を起こせば数百万円から数千万円を自分で払うことになります。事故の現場でやるべきことと、警察に届けないと交通事故証明書が出ず保険の請求で困ることも、運転を始める前に知っておいてください。日本の免許には期限があり、誕生日の前後1か月に更新しないと失効し、そのまま運転すれば無免許運転になります。日本で車を持つなら、任意保険は「入ったほうがいい」ではなく「入らないと生活が壊れる」ものです。車を買う段階になったら、駐車場の車庫証明、名義に要る印鑑証明、5月の自動車税を買う前にそろえる順番も確かめておいてください。
任意保険の保険料は会社によって大きく違い、同じ条件でも年間で数万円変わることがあります。1社だけで決めず、複数社をまとめて比べてください。
自動車保険を複数社まとめて比べる
車種や年齢などを1回入力すると、複数の保険会社の見積もりをまとめて比較できる無料サービスです。同じ補償内容でも会社によって保険料が違うので、比べるだけで年間の負担が変わります。
※入力と案内は日本語です。日本語に不安があれば、勤務先の人や日本語のできる友人に画面を一緒に見てもらうと確実です。
出典(公式):山口県警察「外国免許からの切り替え手続」/警視庁「外国で取得した運転免許証を日本の運転免許証に切り替えるには」/警視庁「外国で取得した国際運転免許証で日本国内を運転するには」/警察庁「外国の運転免許をお持ちの方」/警視庁「令和7年10月1日施行・改正道路交通法施行規則について」/国土交通省「自賠責保険・共済ってどんなもの?」/警視庁「ジュネーブ条約締約国等に関する情報」/国連条約集「道路交通に関する条約(1949年)」締約国/e-Gov法令検索 道路交通法(第38条 横断歩道等における歩行者等の優先)(2026年9月26日確認)
よくある質問(FAQ)
Q. ネパールの国際免許で日本を運転できますか?
できません。日本は1949年のジュネーブ条約に入っている国の国際免許だけを認めており、ネパールはこの条約に入っていません。日本との個別の取り決めもないため、運転すると無免許運転になります。日本の免許に切り替えてください。
Q. スリランカの国際免許なら運転できますか?
スリランカは条約の締約国なので、原則として運転できます。ただし発給から1年以内かつ上陸から1年以内であること、さらに住民票がある人は「3か月ルール」に該当すると運転できません。長く住むなら切替をおすすめします。
Q. 技能確認は何回くらいで受かりますか?
合格率の公式な数字は見つかりませんでした。2025年10月から横断歩道の通過などの課題が加わり、審査基準も厳しくなっています。日本の運転作法(確認の仕方、合図のタイミング、横断歩道や踏切での一時停止)に慣れる必要があるため、2〜3回受ける前提でスケジュールを組んでください。
Q. 免許を取ってすぐ日本に来ました。切り替えられますか?
免許を取ったあと、その国に通算3か月以上滞在していた実績が必要です。取得後すぐに来日した場合は条件を満たしません。出入国の記録で確認されます。
Q. 費用はいくらかかりますか?
普通免許で申請手数料2,500円と交付手数料2,350円の合計4,850円です。このほかに翻訳文の作成費用がかかり、技能確認に落ちた場合は受験のたびに費用が追加されます。
まとめ
- ネパールの免許・国際免許は日本では使えません。運転すれば無免許運転です
- スリランカ・インドは国際免許で運転できるが、住民票があると3か月ルールで使えないことがある
- 日本に住み続けるなら、答えは外免切替の一択
- 条件は取得後その国に通算3か月以上滞在+住民票。翻訳文はJAFなど指定機関で
- 2025年10月から厳格化。知識確認50問・9割、技能確認に横断歩道の通過などが追加
- 車に乗るなら自賠責だけでは足りない。任意保険は必須と考える
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