住所・電話・開庁時間・通訳の言語は2026年9月10日時点で、厚生労働省と各センターの公式ページを確認したものです。変わることがあるので、行く前に必ず電話かサイトで確かめてください。
この記事の結論(Summary)
- 外国人雇用サービスセンターは、全国に4か所しかありません。東京・名古屋・大阪・福岡です。
- 通訳は無料です。名古屋は10言語(ネパール語・ミャンマー語・タイ語も)、大阪は6言語。センターごとに違います。
- 東京は「フルタイムの就職」の窓口です。アルバイトの相談は対象外だと、公式の英語ページに書かれています。
- 持ち物は在留カードとハローワーク受付票。在留資格が「特定活動」の人は旅券も(名古屋の案内)。
- 4か所の近くにいなくても大丈夫です。通訳のいる普通のハローワークが全国にあります。
仕事を探すとき、多くの人が求人サイトから始めます。でも国が運営していて、無料で、通訳までついてくる窓口があることは、あまり知られていません。日本人の友達に聞いても出てきません。自分にかからない制度だからです。
外国人雇用サービスセンターとは?——通訳のいるハローワークです
外国人雇用サービスセンターとは、外国人の仕事探しに特化したハローワーク(公共職業安定所)のことです。厚生労働省が運営しています。職業相談・職業紹介のほか、履歴書や職務経歴書の書き方の助言も受けられます。すべて無料です。
普通のハローワークと違うのは、外国人だけを相手にしていることと、通訳が置かれていることです。在留資格の話が通じる職員がいる、という点も大きな違いです。

どこにありますか?——4か所だけです
東京・名古屋・大阪・福岡の4か所です。それ以外の県にはありません。数が少ないので、まず「自分の生活圏にあるか」を確かめてください。
- 東京:新宿区四谷1-6-1 コモレ四谷 四谷タワー13階(外国人在留支援センター=FRESCの中)/03-5361-8722/JR・地下鉄の四谷駅から1分
- 名古屋:中区錦2-14-25 ヤマイチビル8階/052-855-3770/地下鉄 伏見駅から徒歩2分
- 大阪:北区角田町8-47 阪急グランドビル16階/06-7709-9465/JR大阪駅・各線梅田駅から5分
- 福岡:博多区博多駅東2-11-1 福岡合同庁舎 新館4〜6階・本館1階
大阪は月〜金の10:00〜18:00、名古屋は平日8:30〜17:15です。土日祝と年末年始は閉まっています。東京と福岡は、公式ページに開庁時間の記載を見つけられませんでした。電話で確かめてください。
通訳は本当に無料ですか?——無料です。ただし言語が違います
無料です。ただしセンターによって、対応する言語も曜日も違います。ここを知らずに行くと、通訳のいない日に当たります。

名古屋は10言語です。英語・中国語・ポルトガル語・スペイン語・ベトナム語・ウクライナ語・ネパール語・タイ語・インドネシア語・ミャンマー語。ネパール語とミャンマー語まである窓口は多くありません。
大阪は6言語で、曜日と時間が決まっています。英語・中国語・ポルトガル語は月〜金の13:00〜18:00、スペイン語は火曜と木曜、ウクライナ語は月曜と火曜の16:00〜18:00です。大阪のサイト自体はネパール語表示に対応していますが、通訳の言語の一覧にネパール語はありません。サイトが読めることと、窓口で通じることは別です。
そしてどちらも「出張などで不在の場合あり」と書かれています。遠くから行くなら、前日に電話で確かめるほうが確実です。
誰が使えますか?——東京は「就職」の窓口です
ここが、いちばん間違えやすいところです。東京外国人雇用サービスセンターの公式の英語ページには、対象がこう書かれています。
- 留学(ただしフルタイムの就職。アルバイトは対象外と明記されています)
- 技術・人文知識・国際業務
- 教育
- 技能
つまり専門的・技術的分野の在留資格を持つ人と、これから就職する留学生のための窓口です。アルバイトを探したい留学生が東京センターへ行っても、そこは担当ではありません。
そして新宿にはもう1つ、別の窓口があります。「新宿外国人雇用支援・指導センター」(03-3204-8609)です。2つの窓口の役割の違いは、公式ページに説明が見つかりませんでした。用件を電話で伝えて、どちらに行くべきか聞くのが確実です。
何を持っていけばいいですか?
名古屋の案内には、持ち物が書かれています。ほかのセンターも同じ考え方だと思われますが、明記があるのは名古屋です。
- 在留カード
- 旅券(パスポート)——在留資格が「特定活動」の人
- ハローワーク受付票——ハローワークで求職の申込みをすると渡される紙です。初めてなら、その場で作れます
求人の検索と応募は、ハローワークインターネットサービスからもできます。ただし日本語のみの対応です。
4か所の近くに住んでいない場合は?
普通のハローワークにも、通訳を置いているところがあります。厚生労働省が「外国語対応のハローワーク」の一覧を公開しています。4か所のセンターより数がずっと多く、全国にあります。
また大阪センターは留学生向けのLINEをやっています(ID: all0249s)。オンラインの職業相談を用意しているセンターもあります。まず電話するだけでも、次にどこへ行けばいいかが分かります。
民間の求人サイトとどちらがいいですか?
どちらか一方を選ぶ話ではありません。実際の統計では、日本に住んでいた外国人が仕事を見つけた経路の1位は知人・友人(37.8%)で、求人広告は19.1%です。公共職業安定所(ハローワーク)はその一部にすぎません。
それでもここを先に知っておく理由があります。無料で、通訳がついて、在留資格の話が通じるからです。有料のサービスに申し込む前に、まず無料の窓口を使い切るほうが損をしません。
終わりの判断——いつ、ここを離れるか
2〜3回通っても紹介される求人が自分の在留資格と合わないなら、そこは合っていません。センターは求人を「持っている範囲」でしか紹介できません。就職先が地域に偏っていることも実際にあります。そのときは民間のサービスや学校の窓口と併用してください。
逆に在留資格の変更が絡む相談は、ここが強いです。留学から就労への変更を考えているなら、求人と在留資格の両方を1か所で話せる場所は多くありません。
よくある質問(FAQ)
Q. お金はかかりますか。
かかりません。職業相談も職業紹介も通訳も、すべて無料です。国(厚生労働省)が運営している公共の窓口です。
Q. 予約は必要ですか。
公式ページに「予約が必要」という記載は見つけられませんでした。ただし通訳は出張などで不在のことがあると書かれているので、自分の言語の通訳が要るなら、前もって電話で確かめてください。
Q. 日本語が話せなくても行けますか。
行けます。そのための通訳です。ただし言語と曜日はセンターごとに違います。名古屋は10言語、大阪は6言語で曜日が決まっています。東京と福岡は公表されていないので電話で確かめてください。
Q. 留学生がアルバイトを探すのにも使えますか。
東京センターは対象外です。公式の英語ページに「留学(フルタイムの就職。アルバイトではない)」と明記されています。アルバイトは普通のハローワークや求人サイトを使ってください。週28時間のルールを守ることを忘れずに。
Q. 4か所以外にはないのですか。
「外国人雇用サービスセンター」という名前の施設は4か所です。ただし通訳を配置している普通のハローワークは全国にあります。厚生労働省が一覧を公開しています。
Q. 在留資格の相談もできますか。
雇用と在留資格が関わる相談には応じています。ただし在留資格の申請そのものを代わりに出せるのは、届出済みの弁護士・行政書士だけです。センターは申請の代行はしません。
まとめ
外国人雇用サービスセンターとは、外国人の仕事探しに特化した、通訳のいるハローワークです。全国に東京・名古屋・大阪・福岡の4か所。すべて無料です。
行く前に確かめることは3つ。①自分の在留資格が対象か(東京はフルタイムの就職が対象で、アルバイトは対象外)②自分の言語の通訳がいる曜日か(名古屋10言語・大阪6言語・東京と福岡は非公表)③持ち物(在留カード、ハローワーク受付票、特定活動の人は旅券)。
近くに無くても、通訳のいる普通のハローワークが全国にあります。有料のサービスを考える前に、まず無料の窓口を使い切ってください。
出典(公式):厚生労働省「外国人の方への就労支援」/東京外国人雇用サービスセンター/名古屋外国人雇用サービスセンター/大阪外国人雇用サービスセンター/福岡外国人雇用サービスセンター(いずれも2026年9月10日確認)
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