日本で病気やケガに備える!外国人留学生向け国民健康保険のしくみ

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暮らし

日本で留学生活を送っていると、病気やケガで病院に行く場面が必ず出てきます。

でも、

「病院とクリニックの違いって何?」
「受付でどうすればいいの?」
「保険証を忘れたらどうなるの?」


など、日本の医療システムに慣れていないと戸惑うことも多いでしょう。

この記事では、外国人留学生が安心して病院やクリニックを利用できるように、日本の医療機関の種類や、初めて行くときの流れ、医療費を抑える方法などをわかりやすく解説します。

📌 翻訳ページもありますが、N2〜N3レベルの文章にしてます。日本語の勉強にもなるので、日本語でも読んでみてください。翻訳ページを先に読んでから、日本語ページを読むと、日本語の勉強にもなると思います。


1. 日本の医療機関の種類

日本には「病院(びょういん)」と「クリニック(くりにっく/医院 いいん)」という2つの大きな種類の医療機関があります。どちらも診察や治療を受けられますが、役割や規模に違いがあります。

病院(びょういん)

病院は、ベッド(入院用ベッド)が 20床以上 ある大きな医療機関を指します。設備が整っていて、さまざまな診療科(しんりょうか/internal medicine, surgery, etc.)があります。大きな病気や手術、入院が必要なときには病院に行くのが一般的です。

例:大学病院、市立病院、赤十字病院 など

クリニック(くりにっく)/医院(いいん)

クリニックや医院は、ベッドが 19床以下 の小規模な医療機関です。街の中に多くあり、風邪(かぜ)やけが、花粉症などの日常的な症状で利用されることが多いです。待ち時間が比較的短く、気軽に受診できます。

例:内科クリニック、耳鼻科クリニック、眼科クリニック など

どちらを選べばいいの?

  • 体調が少し悪いとき → まずはクリニック(近所のかかりつけ)へ
  • 大きな検査や入院が必要そうなとき → 病院へ

👉 ポイントは、「まずはクリニックで診てもらい、必要があれば病院を紹介してもらう」という流れが多いことです。


2. 初めて病院・クリニックに行くときの流れ

日本で初めて病院やクリニックに行くときは、いくつかの準備と流れがあります。外国人留学生の方にとっては不安もあると思いますが、ポイントを知っておけば安心です。

持ち物

  • 健康保険証(けんこうほけんしょう) 国民健康保険や学生保険に加入している場合、必ず持っていきましょう。保険証があれば、医療費の 70%は国が負担 してくれ、自己負担は30%になります。
  • 学生証や在留カード(必要な場合)
  • 現金またはクレジットカード 医療機関によってはカードが使えないこともあります。

受付(うけつけ)

病院やクリニックに着いたら、まず受付に行って「初めてです」と伝えましょう。

  • 保険証を出す
  • 名前や住所を書く
  • どんな症状(しょうじょう)があるか簡単に説明する

👉 外国人の場合、簡単な日本語や英語で伝えても大丈夫です。

問診票(もんしんひょう)

多くの病院では「問診票」という紙に、症状や病歴、アレルギーの有無などを書きます。日本語が難しい場合は、スタッフに「日本語がむずかしい」と伝えるとサポートしてくれることもあります。

診察(しんさつ)

順番が来たら、医師(doctor)の診察を受けます。症状をできるだけ簡単な日本語で伝えるとスムーズです。

例:

  • 「きのうから頭がいたいです」
  • 「のどがいたくて、熱があります」

会計(かいけい)

診察が終わったら受付で会計をします。保険証を出していれば、3割負担の料金を払うだけでOKです。

薬(くすり)

必要な場合は「処方せん(しょほうせん)」をもらい、薬局(やっきょく)で薬を受け取ります。薬局でも保険証を出すことを忘れないようにしましょう。


3. 保険証を使った医療費の自己負担

日本では、国民健康保険(こくみんけんこうほけん)や社会保険に入っていれば、病院や薬局での支払いは 3割負担(さんわりふたん) になります。

具体的なイメージ

  • 本来の医療費が 10,000円 だった場合  👉 保険証を出せば 3,000円だけ支払う ことになります。
  • 残りの 7,000円 は、国や自治体が負担してくれます。

ポイント

  • 保険証を必ず提示する(忘れると全額自己負担になる場合があります)
  • 薬局でも同じく3割負担が適用されます
  • 留学生の場合、加入していれば日本人と同じルールで利用できます

よくある疑問

👩「保険証を忘れてしまったら?」

➡ 一度は全額を払いますが、後日保険証を持っていけば、差額を返金してもらえます。

👨「歯医者(はいしゃ)でも使えるの?」

➡ はい、歯科でも国民健康保険が使えます。ただし、美容目的の治療(ホワイトニングなど)は対象外です。


4. 留学生が注意すべきポイント

日本で国民健康保険を使うとき、留学生の方には特に気をつけてほしい点があります。

① 保険料の未払いに注意

保険証をもらっていても、保険料を払っていなければ無効になることがあります。毎月、必ず期限までに納付しましょう。

② ビザの更新に影響することも

国民健康保険の加入・未加入や滞納状況は、ビザの更新審査でチェックされる場合があります。払っていないと「日本で生活する意思がない」と判断されることもあるので要注意です。

③ 海外渡航中は使えない

一時的に母国へ帰省したとき、日本の保険証は使えません。もし母国で治療を受けた場合は全額自己負担になります。ただし、条件によっては日本に戻ってから一部払い戻しを申請できる制度もあります。

④ 留学生特有のトラブル例

  • 保険証を提示せず、全額(10割)を請求された
  • 高額な治療を受けたのに、高額療養費制度を知らずに払いすぎてしまった
  • 日本語がよく分からず、自由診療(保険対象外)の治療を受けてしまった

👉 これらを避けるためにも、学校の留学生課や市役所でしっかり説明を受けておくと安心です。


では、まとめを仕上げますね。


5. まとめ

国民健康保険は、日本で暮らす外国人留学生にとって 必ず加入すべき制度 です。

  • 3か月以上の在留資格があれば加入義務あり
  • 医療費の自己負担は3割に軽減される
  • 高額療養費制度を使えば、さらに安心
  • 未払いはビザ更新にも影響する可能性あり
  • 海外渡航中は使えないので要注意

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